こんにちは見習いコマツザキです。
3月31日の陸運局から帰ってきたところです。
予想通りですが、とても混雑していましたよ。
職員の方たちが殺気立っていましたね。
私たちも忙しいといつの間にかお客様に失礼していることがあると思うので気をつけなくちゃです。
さて、3rdレンジローバーエンジンかからないで入庫しました。
「走ってたら、アクセル踏んでも進まなくなった」というもの。
多くは「停めるまで何でもなかったのに、再始動しようとしたらかからなくなった」というご依頼の方が多いです。
画像は2002年式から2005年までのレンジローバーです。
ちなみに2006年式からのレンジローバーも燃料ポンプが悪くなることが多いですね。
早速診断のため燃圧計で測定します。
正常なら3kgf/㎤くらいあるはずですけど、圧力かかってないですね。
これじゃ、よだれ程度の燃料しか噴射されないでしょ。
燃料ポンプを車両から取り外しました。
それで、やみくもに分解。
モーターに12Vの電圧をかけてどんどん電流量を増していくと
「ウィーン!」
ぐわっ、突然モーターが息を吹き返してガソリンの残量が噴射、作業台はガソリンまみれに。
大野さん、ガソリン臭くしてしまってごめんなさい。
ポンプの構成部品にまだ溜まっていたガソリンを観察。
こんなダストでモーター止めちゃうんだろか。
いやいや多分、モーターのアーマチュアあたりが粗雑なんでしょう。
レンジの燃料ポンプがとても高額なので、他の治療方針を模索してみます。
外したモーターには『PIELBURG』って書いてありました。
このメーカーがあまり良い製品じゃないんだとしたらと、見当をつけて他のメーカーでこのサイズ・吐出圧になるものをいろいろ探しましたら、ドイツにありました。
さっそく取り寄せて組立、始動。
もちろん、燃料満タンにして、メーターの燃料計が正常値を指すか点検します。
よっしゃ直りました。
納車後お客様から電話あり。
「最初は気のせいかと思ったんだけど、実測で間違いなく燃費良くなってるよ!安くやってもらったし、ありがとー!」
えぇ!?ホントにー?
ちなみにBMW E53 X5でも同じ燃料ポンプ(フューエルポンプFuel Pump)を使っています。
最近流行り病のように続けて入庫していますね。
ドイツからいくつか在庫しておくとしますか。
コメントをお書きください
シリュー (金曜日, 17 4月 2015 17:46)
なるほど、私の燃料Pも燃費が良くなる物に替えてもらおうかしらん?
それにしても、ここまでやる人が「見習いコマツザキ」って、ショーゼンオートのレベルはどんな???