こんにちは松本です。
ビール飲みすぎると翌朝だるい。
分かってるんだけど1日が終わると必ず飲んでしまう。
明日の午前中もきっとこんな後悔に苛まれるんだろな。
士気が下がるといけないので自らを鼓舞してがんばろー。
今年は日本車ドイツ車英国車イタリア車問わずエアコン修理がたくさん入庫している。
アイドリングで放置していると車内が暑くなるという依頼だ。
早速システムのガス圧をチェック。
アイドリングで測定したゲージ。
外気温は約33℃だった。
ガスは充分と判断できる。
最近は自動車電装屋さんでもゲージの診方間違えてコンプレッサーを交換させるお店もあるそうな。
続いて診断機にてシステムデータを読み取る。
写真の撮り方失敗。これじゃ何の温度か分からんね。
Heat Exchanger Temperature LH(熱交換器左):28℃
Heat Exchanger Temperature RH(熱交換器右):108.5℃
これはおそらくヒーターコアの事だろう。
ヒーターコア、これは湯たんぽのようなもので助手席側と運転席側で分かれているとすると、運転席側が真夏なのにかんかんに熱い熱湯が入っていることになる。
夏場は湯たんぽ不要だからお湯が流れないように遮断しておかなければならない。
助手席側を温度計で測定。
10.4℃
レンジのエアコンはあんまり効かないね。
(エキパンでも交換すれば少しは良くなるんだろうか。)
でも、まず助手席側は正常と判断。
運転席側を温度計で測定。
32.6℃
あれ?さっき入庫した時は効いてたのに。
ユーザーも「アイドリング放置してると」って言ってたから診断中の10分程度で症状を再現できたわけだ。
これは暑いですな。
湯たんぽにお湯を流しているのはコイツが原因でしょう。
ヒーターバルブ。
最近のクルマはヒーター室とクーラー室を隔てる『ドア』が無い。
夏場などヒーターが必要でないときにはヒーター室にお湯が流れなくするためにこの弁が遮断しているのだろう。
ちなみに27℃設定などの時にはほんの少しだけお湯を流す仕組みになってるからこの弁の仕事は高度な繊細さを求められることになる。
その繊細さをLandRover社から任されたのがBOSCH製。
レンジに限らずベンツやBMWでもBOSCHのヒーターバルブはよく壊れてるって・・そろそろ改良されたロジックを作ってほしいものだ。
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