こんにちは見習い整備士コマツザキです。
寒くなってきましたね。
朝寒いのでしっかり防寒して出勤、作業始めると汗が出て、それが乾いてまた寒くなる。
分かってるんだけど、汚れた手を洗い流して着替えるのが面倒なのです。
今日はジャガーXJの足回りブーツの交換です。
画像はリヤタイヤの内側からみたテンションロッドエンドのブーツ破れ。
S-TYPEやXJに多いこの症状は、事故・故障に発展することが少ない(今まで折れたり異音したり無かったです)のに、車検に受からないというなんとも厄介な部分です。
あぁ、あっちもこっちもよく破れてますね。
私の見解としては「アメリカ的」な部品作りが原因なのではないかと感じています。
フォード傘下時代にあったジャガーブランドは多くのパーツがアメリカ製だったりする。
ゴムやプラスチックを作るフォードの下請け工場では乾燥過程が甘い事が原因で消耗頻度が早い(ほぼオヤカタの受け売り)んじゃないのかなぁ。
ロアアーム外しました。
これからブーツを打ち替えます。
破れていたブーツが外れたところ。
感触としては、ゴムの持つしなやかさは既になく、グリグリといった感じです。
これから取り付けるブーツ。
日本車で使われているようなしなやかさを持ったゴム。
ジャガーのX350やS-TYPEは足回りのブーツのみ供給が無く、ジャガージャパンでは足回りのロッドやアーム丸ごとっていう部品供給だからホント高いですよね。
打ち替えが済んだところ。
汎用のブーツが日本の部品屋さんでも買えるのですが、ブーツの上内径と下内径がドンピシャでなければやはり早期に摩耗しますし脱落なんかもしてしまいます。
汎用ブーツを針金で縛ってあるクルマもたまに見かけます(他工場作業)がその針金がブーツを切ってしまっていることもあるようです。
ぴったんこの部品は汎用では難しい・・
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白玉あずき (日曜日, 23 4月 2017 09:39)
フツーに依頼すると、アーム丸ごと交換→ハイ、数十万円です っていうお話しは、ネットではよくありますね。いずれは、あたいのXJ350君もお願いする時があるので、こーゆーお店は頼もしい限りです。
それにしても、ブーツだけ交換出来ない仕様とは、これも『アメリカ的』っコト?
昔のフェラーリは、タイミングベルト交換するのに、部品代は5000円、でもエンジン積み降ろししなきゃならんので、工賃は500000円、っていうなんだか不合理な話に似てるな、と思ってカキコしてみました。