松本です。
ブログを見ていただけた茨城のお客様からお問い合わせをいただいた。
「運転席シートが動かない」
なるほど、背もたれや高さ調整は稼働してもシート座面が前後しない。
これほど作業パフォーマンスが大きい仕事は無いだろう。
他店さんではシートスイッチやモーターを交換させられちゃうんじゃないだろうか。
まずはシートスイッチが雨にでも当たって壊れていないか点検する。
とてもシンプルなロジックだ。
水害があったようにも見受けられない。
通電グリスを塗ってここは閉じてしまおう。
ジャガーのみならず、こんにちの自動車づくりにおいてはボディーコンピューターがモーターなどを制御している。
・シート
・ドアミラー
・ブレーキランプ
などはコンピューターがそのものを動かすか否かを決定するのだ。
ひと昔前までは、スイッチが電気を流すか止めるかだけだったので自動車整備士も診断が容易だったものだ。
モーターからのステップ信号とコンピューターからの命令信号がぶつかると今回のような不動状態になったりする。
信号衝突からの解放方法は内緒ですけどね。
コメントをお書きください
XJR-2004改メ『白玉あずき』 (土曜日, 30 4月 2016)
お世話になった張本人です。ホントに書かれているとおり、『ヘタすると、部品交換で数万円か?』とドキドキしてましたが、合理的な故障診断と丁寧な説明をしてもらい、しかも『こんなものなの?』と思うくらいのリーズナブルな費用で済みました。
こういう技術があって、良心的なお店が、比較的近くにあって本当に良かったと思いました。
申し訳なかったのは、エンジンルームの異物の処理でした・・・。