見習いコマツザキです。
秋めいてきましたね。今日は汗をかきませんでした。
そろそろヒーターを使う季節です。
今日はレンジローバーやジャガーS-typeオーナーはよくご存じのヒーターバルブのお話。
バルブ=弁は、夏の間は湯たんぽへお湯を回さないように閉めておいて、必要な季節に弁を開けるというものですね。
今日は部品交換ではなく、中身の分解についてお勉強してゆきましょう。
ご存じの方も多いと思いますが、このヒーターバルブは壊れるとヒーターが効かないどころか、夏場エアコンも効かなくなるという厄介者です。
しかも、壊れてからヒーターバルブを交換すればよいというものではなくって。
ヒーターバルブを働かせすぎたコンピューター(ヒーターのECUね)まで壊れちゃうこともたまにあります。
ソレノイドバルブを分解中。
このバルブを動かそうとデューティ(電気の高速連打)してるうちにコンピューターの基盤が焼けちゃうんです。
おそろしや
今回はその予防でオーバーホールです。
条痕も少なく再利用可能だっぺ。
だいじょーだいじょー
ピストンの頭。
この尖がりがお湯の流れる道を塞ぎます。
あぁ、駄目ですね。
千切れてる。
で、その尖がりが塞ぐべき相手側。
全然遮断できてないでしょコレ。
こんなブリブリじゃエアコンの効きも甘かったんじゃないでしょか。
ヒーターバルブ交換しても良いんですが、今回は再利用可と判断して、リペアを施しましょう。
左がお古で 右が新品
ピストン側のブリブリシールも新品交換。
このヒーターバルブはベンツやBMWでも同じ部品使ってますからね、輸入車の修理工場なら結構ポピュラーだと思います。
他店さんの営業妨害に今更ならないでしょ、とミーティングの結果ネタばらし。
でも、ホントは丸ごと交換のほうが良いですよ。
錆なんかも結構出やすい箇所なので。
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シリュー (土曜日, 01 10月 2016 01:03)
このバルブ!
なんか自分でもOH出来そうなんだけど、これを取り出すまでが大変なんですよねぇ。
ヤッパ プロの技に頼るしかないかなぁ。